元3団体統一ライト級王者の「ハイテク」ワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)が、現3団体統一同級王者カンボソスJr.(28=オーストラリア)への挑戦を熱望した。

IBF世界同級4位リチャード・コミー(34=ガーナ)とWBOインターコンチネンタル王座を懸けて拳を交え、3-0の判定勝利。8回にロープ際に追い込み、強烈な左フックでダウンを奪ったが、無理に倒しにいかずに12回を戦った。

コミーとの世界ランカー対決を制し、カンボソスJr.への挑戦機運も高まったロマチェンコは「コミーは真のファイター。2回で彼の動きは分かっていた。12回までフルに素晴らしい戦いができた」と満足げ。20年10月にテオフィモ・ロペス(米国)に判定負けして王座陥落後、これで2連勝。リベンジを誓い、標的にしていたロペスを今年11月に下したカンボソスJr.との対戦を問われると「私にはチャンスが必要。カンボソスとの対戦チャンスを与えてくれたら、もちろんやりたい。彼と戦うため(オーストラリア)に行く必要があるなら、どこでも行きます」と口調を強めていた。