ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(35=帝拳)が22年の目標に「統一」と掲げた。3日、東京・新宿区の帝拳ジムで今年最初の練習をスタート。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の急拡大で、昨年12月3日にIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との王座統一戦が延期となったが、今春の再セットに向けて交渉は進行中だ。

九星の「五黄土星」と、十二支の寅が重なる「五黄の寅」年の86年生まれとなる村田は22年の年男。さらに今年はその「五黄の寅」年に当たる。強運やパワーが宿るとされるだけに「(今年は)いいんじゃないかと思っている。今年の抱負は(王座)統一です」と前向きな姿勢を示した。

昨年11月から招聘(しょうへい)している海外の練習パートナーとのスパーリングは来週から再開される見通し。当初、ゴロフキン戦は12月29日に組まれていたが、村田は「やっぱり実戦練習の期間が短かったので不安な部分もあった。(延期になり)実戦練習を積むことができている。そこは良い形」と延期をプラスにとらえてトレーニングを続ける構えだった。