完全無欠のエースと呼ばれ、全日本プロレスで一時代を築いた故ジャンボ鶴田さんの「23回忌追善興行」が5月31日、東京・後楽園ホールで開催される。株式会社H.J.T.Productionが19日、都内のジャイアント馬場バルで発表した。

昨年2月に行われた「ジャイアント馬場23回忌追善興行」に引き続き、全日本プロレスの名誉レフェリー和田京平氏やリングアナウンサー木原文人氏らがプロデュース。大会は新日本、全日本などが協力する見込みで、第1弾として藤波辰爾、大仁田厚、DDTの秋山準の参戦が決まった。全対戦カードは6~7試合の見込みで、鶴田さんにゆかりの人物で行うセレモニーも開催予定。

和田氏は「ポスターのように明るい大会、ジャンボらしい大会にしたい。忘れられているプロレスというか、アメリカンプロレスのような明るいプロレスをしてほしい。ぜひ後楽園ホールに集まってジャンボ鶴田を思い出してください」と呼びかけた。

鶴田さんは現役時代、師匠ジャイアント馬場さんの後継者として、日本人初のAWA王座奪取、世界タッグ、3冠初代王者などを達成。94年に筑波大大学院でコーチ学を学び、慶大、中大などで非常勤講師を務めるなど「教授レスラー」としても活躍したが、2000年、肝臓がんのためフィリピンで肝移植手術中、出血多量のため49歳の若さで亡くなった。