全日本プロレスで活躍し、完全無欠のエースと呼ばれた故ジャンボ鶴田さんの「23回忌追善興行」が、5月31日に東京・後楽園ホールで開催されることが決まった。19日の発表会見には、鶴田さんの長男で、都内で塾講師を務める鶴田祐士さんも出席。「普通の父親だった」と思い出を語った。

鶴田さんは「家に帰ったらソファでテレビを見ていたり、日曜日にはキャッチボールをしてくれたりする父親だった」と、祐士さん。「家族として時間を過ごせたことが今となってはとても良い思い出。子供として幸せな時間を過ごせた」と笑顔を見せた。また、「初めて見た試合がドリー・ファンク・ジュニア選手との試合。グラウンド中心のレスリングだなと思った」と、しみじみと振り返った。

妻の保子さんと、鶴田さんの師匠であるドリー・ファンク・ジュニアPWF会長も、それぞれメッセージを寄せた。(メッセージは一部抜粋)

保子さん 「プロレスファンは過去に生きる」と聞いたことがありますが、没後22年を迎えてもこのような大会を催していただけて、本人もさぞ喜んでいると思います。これからも皆様の心の片隅にジャンボ鶴田というレスラーが生き続けることを願っております。

ドリー・ファンク・ジュニア会長 ジャンボは、私の自慢の生徒です。今でも私の心の中で笑っています。もちろん皆様の心の中に力強く生き続けています。5月31日はいま一度、彼を思い出し、彼に私たちのパワーが届くような大会にしたいです。