ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)が4月9日にさいたまスーパーアリーナで、元3団体統一同級王者で現IBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)との王座統一戦に臨むことが3日、正式発表された。同日、都内で村田が記者会見に臨んだ。昨年12月29日に開催予定だった同カードだが、新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の水際対策で新規外国人の入国が原則禁止となり、今春の延期が決まっていた。3月から入国制限が緩和され、ゴロフキン陣営の来日メドが立った。
12年ロンドン五輪で金メダルを獲得し、日本人初となるアマとプロで世界の頂点に立った村田にとって待望のビッグマッチとなる。元3団体統一王者で現在もIBF王座を保持する世界的スーパースターとの王座統一戦。村田にとって19年12月、スティーブン・バトラー(カナダ)との初防衛戦以来、約2年4カ月ぶりのリングとなる。昨年1月にWBAスーパー王者に昇格後初試合でもある。
ゴロフキン戦延期になった後も、村田は休むことなくジムワークを続けてきた。昨年末に招聘(しょうへい)した元メキシコ王者アドリアン・ルナ、ホセ・デ・ヘスス・マシアス(メキシコ)の海外パートナー2人とスパーリングを重ね、ゴロフキンの最新試合もチェック。対策を練るなどビッグマッチの仕切り直しを見据え、調整してきた。
一方、20年12月以来、リングから遠ざかるゴロフキンはGGGの愛称を持つ世界的に人気のボクサー。3団体統一王者時代にWBA19度、WBC8度、IBF4度の防衛に成功し、黒星は18年8月、現3団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)に負けた1敗のみで、今だKO負けはない。
昨年12月、カミル・シェルメタ(ポーランド)を7回終了TKO勝ちするなど強打は健在で、ミドル級最強の対抗王者となる。日本ボクシング界史上最大規模となるビッグイベントとなるのは確実。世界でも注目されている中量級で、村田が「日本ボクシング史上最大の挑戦」として、大一番に臨む。

