K-1女子フライ級の鈴木万李弥(まりや、27)-桜井梨華子(30)は、鈴木が3-0で判定勝ちし、K-1デビュー戦を飾った。

「倒すか倒されるかを見せる」と前日会見で闘志を燃やした鈴木。ヒップホップダンサーでもある桜井に動き回られ、ダウンを奪うことはできなかったが、左右のフックなどを的確に決めた。「前回の自分より成長した自分を出そうと、熱くならず、冷静にできた」。他のジムへの出稽古でパンチ力を上げた。それを生かしての勝利だった。

かつての主戦場57・5キロから52キロ(フライ級)に体重を落とし、「減量はきついが、体がめっちゃ軽い。グローブも8オンスから6オンスになって、当たっている感触がある」。今後については「ベルトに向けて、1歩1歩着実に進んでいきたい」と話した。

鈴木は空手を学び、2016年にプロデビューすると、キックとMMAで実績を積んできた。今年3月にはKrush後楽園大会で実力者の真優(まひろ)に連打を決め、3-0の判定勝ちを収めていた。