左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがから復帰を目指す人気キックボクサーのぱんちゃん璃奈(りな、28=STRUGGLE)が12日、復帰に向けて有意義な期間を過ごしていることを明かした。この日、キックボクシングイベント「KNOCK OUT」を熱烈にサポートする漫画家の森恒二氏が都内で開催した懇親パーティーに出席。優秀選手賞として、森氏から金一封を贈呈されると「破天荒に頑張ります」と、明るい笑顔を見せた。

3月の大会で関西の強豪喜多村美紀(35=テツジム)に勝利し、初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座を獲得。2階級を制覇する好スタートを切った22年だったが、4月の練習中に左膝の大けがを負った。現在は、来春までの復帰を目指してリハビリを続けている。

ステージに上がったぱんちゃんは「皆さんご存じのように、3カ月間リングを離れています。悲しいですけど…」としながらも、「ちょうど今、いい時期。リラックスできている」と報告した。先月には初写真集「虹色ぱんちゃん」を発売。「いい意味でも悪い意味でも話題になってしまうんですけど、いろんなファンとか格闘技を知らない人も連れてこられるように、破天荒に頑張ります」と、今後も競技普及のために精力的に活動していくことをアピールしていた。