プロレスリング・ノアに参戦中の近藤修司(44)が4日、都内で行われた記者会見に出席し、5日の後楽園ホール大会で挑戦するGHCジュニア選手権試合に向け、強気の発言を連発した。

今年4月からノアの反骨集団「金剛」で活躍する近藤は、13年1月以来約9年7カ月ぶりとなるジュニアのトップタイトル獲得に向け、4度目の防衛を目指す第49代王者HAYATA(35)に挑む。

舞台は、自身が第25代王者に輝いた時と同じ後楽園ホール。「自分が王者だった時はノアブランドが確立されていたけど今はどうなのか。HAYATAやノアの全員にその気がないんだったら、俺がベルトを取ってその位置に行く。ジュニアのブランドを俺が作る」と、強気に頂点獲りを誓った。

HAYATAについては「謎の多いレスラー。何を考えているのかわからない。」と警戒。「(相手の得意は)スピードかなと思いきや、頭も使ってそこそこ力もある。何でもできるのがストロングポイント」と総合力を高評価した。

だが、「そこが弱点でもある」ときっぱり。「心理戦抜きにタイトルをとりに行く」と真っ向勝負を宣言した。

自身が所属する金剛は、GHCヘビー級王者拳王やナショナル王者船木誠勝らを擁するが、ジュニアは無冠。「金剛ジュニアにベルトを持って帰りたい」。メンバーとしての自覚も胸に、王座に返り咲く。【星夏穂】