メインイベントで組まれていた日本人対決によるNXT・UK女子王座戦がぶち壊された。UK女子王者里村明衣子(42=センダイガールズ)が挑戦者サレイ(26)との防衛戦が予定されていたが、2人の姿はなかった。代わりブレア・ダベンポート(26=元ビー・プレストリー)が登場した。

勝手にマイクを持ったダベンポートは「本当にごめんなさいね。私によって里村とサレイに予期しないことが起きたのよ」と自らの暗躍によって王座戦が開催されないことを報告。今年2月に里村に挑戦した際、左足を負傷して敗退したことを回顧しながら「私がけがから復帰したのに里村は無視を続けている。負傷しなければ私が王者だったのに」と怒りをあらわにしながら、王座再挑戦を主張してみせた。

花道にはアメール、エリザ・アレクサンダー、リングにはアイラ・ドーンと次々と会場に登場して口論になると、急きょリングにいたダベンポートとドーンによる次期挑戦者決定戦が組まれた。試合はダベンポートがドーンのダブルニーからフォールを狙われると、アレクサンダーの介入で無効試合となった。

さらにアメールの襲撃もあって4選手が入り乱れた大乱闘に発展。結局、次期挑戦者が決まらないままとなった。最後まで姿を見せなかった里村、サレイに何があったのか? NXT・UK女子王座戦線は大荒れの状況となっていた。