新日本プロレスの広島大会は9日、広島サンプラザホールで行われ、米総合格闘技UFC出身のトム・ローラー(39)が技術戦を制した。第2試合のタッグマッチで「Team Filthy」の相棒となるロイス・アイザックスと組み、鈴木軍のザック・セイバーJr、TAKAみちのく組と対戦。高レベルなグラウンドの攻防を展開すると、最後は6分53秒、TAKAからNKOTB(後頭部へのニーバット)で自ら3カウントを奪取した。

米国の新日本ストロングで無差別級王座を1年以上防衛した経験を持つローラーは、18日の東京・日本武道館大会で優勝決定戦を迎える「G1クライマックス」に初参戦のため来日中。Dブロックにエントリーし、開幕2連敗と苦しんだが2連勝で盛り返してきた。次戦は10日の広島大会で、オカダ・カズチカとリーグ公式戦で対戦する。