Bブロックを突破したのは、“グッドガイ”に生まれ変わったタマ・トンガ(39)だった。

今年3月まで自身が所属したヒールユニット「バレットクラブ(BC)」のリーダーで、現IWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイト(29)と、第6試合となったリーグ最終戦で激突した。無傷の開幕5連勝を飾り、もはや敵なしの様相を呈していた相手。引き分け以上で決勝トーナメントに進出できる余裕も見せていたが、それを意地と反骨心ではねのけた。

お互いの必殺技であるガンスタンとブレードランナーを巡る攻防の末、最後は13分56秒、渾身(こんしん)のガンスタンで3ウントを奪取。相手セコンド外道の妨害を味方の邪道がきっちりと阻止するなど、GoDの連係もばっちりだった。

この勝利で5勝1敗で並び、直接対決の結果でリーグ突破が決定。ユニット追放の恨みも返し、「ジェイ、俺の背中を押してくれてありがとう」と晴れ晴れした表情を浮かべた。「俺は今、飛び方を知った」と、自信を深めた様子も見せていた。

17日は同会場で、Aブロックを勝ち抜いた昨年度覇者のオカダ・カズチカと対戦する。