プロボクシング元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(27=志成)が11月15日、東京・後楽園ホールで再起2戦目に臨むことが7日、発表された。WBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級9位ソンセン・ポーヤム(22=タイ)とバンタム級8カ回戦で拳を交える。

昨年4月、西田凌佑(六島)に敗れた比嘉はWBOアジア・パシフィック同級王座から陥落。今年7月、元WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者フローイラン・サルダール(フィリピン)との再起戦を飾った。約4カ月ぶりのリングは、来年以降の世界2階級制覇を見据えたステップとなるノンタイトル戦となる。

7日に東京・目黒区の所属ジムで会見した比嘉はサルダール戦で4回にプロ初ダウンを喫しながらも、後半にダウン寸前まで追い込んで逆転の判定勝利を収めたことに触れながら「(ダウンを喫した)ショックはなかったが、倒れるのだなと。見えないパンチをもらうと倒れると思いました。頭をゆっくり休めてからトレーニングも始めました」と心身ともにリフレッシュしたことを強調。対戦相手の動画などはこれからチェックするとしながらも「今回はコンディションはばっちりです。倒されずにしっかりと倒したい」と強い決意をにじませた。

なお比嘉がメインイベントを務める11月15日の「LifeTimeボクシング11大会KO祭」の対戦カードは次の通り。

 

◆64・5キロ級契約体重6回戦=平安山太樹(35=オキナワ)-星大翔(24=角海老宝石)

◆ライト級6回戦=鈴木稔弘(25=志成)-アタノン・クンラウォン(タイ)

◆スーパーフェザー級6回戦=李鎮宇(26=)トンテップ・テーヤウォン(19=タイ)

◆スーパーフェザー級8回戦=白石聖(25=志成)-ジャッカパン・セーントーン(26=タイ)

◆65キロ契約体重8回戦=高橋拓磨(29=志成)-チャイヤラット・サワンソーダ(タイ)

◆バンタム級10回戦=比嘉大吾(27=志成)-ソンセン・ポーヤム(22=タイ)