プロボクシングWBOアジア・パシフィック、日本フェザー級王者阿部麗也(29=KG大和)が両王座の初防衛戦に臨む。

3日、東京・後楽園ホールで同級2位前田稔輝(26=グリーンツダ)の挑戦を受ける。2日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、両者ともにリミットよりも100グラム少ない57・0キロでクリアした。今年5月、丸田陽七太(森岡)に判定勝ちして王座奪取に成功して以来約7カ月ぶりリングが王座奪取よりも難しいとされる初防衛戦となる。

計量を終えた阿部は「防衛戦という意識はあまりなかった。周りの環境と反応で(王者と)自覚しているだけ」と自然体を貫きつつ、世界を意識しながらリングに上がる。「上(世界)につながる試合をして、倒すでしょう」と自らに期待を寄せた。東洋太平洋スーパーバンタム級王者武居由樹(大橋)、東洋太平洋スーパーフェザー級王者力石政法(緑)ら「アジア王者」たちとスパーリングを重ねてきたこともあり「いろいろなサウスポーとやってきたのでスパーリングは良かった。自信になりますね」と手応えを示していた。