プロボクシングWBA世界スーパーフライ級王者ジョシュア・フランコ(27=米国)が世界王者3人の「頭脳」で統一戦を制する。

31日、東京・大田区総合体育館でWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(33=志成)との2団体王座統一戦を控え、28日には都内のジムで練習を公開。指導する元IBF世界スーパーフェザー級王者ロベルト・ガルシア・トレーナー(47)、前WBO世界スーパーフライ級王者で現WBO世界フライ級1位ジェシー・ロドリゲス(22=米国)のサポートを受け、シャドーボクシングを披露。フランコは「統一王者として新年を迎えたい。勝つ自信は100%ある」と井岡撃破に自信を示した。

24日に来日し、最終調整は入っているフランコは「すごく良い状態で調整は進んでいる。日本の寒さも(拠点の)とロサンゼルスと同じ」と笑顔。井岡の経験、実績、実力を評価した上で「自分にフォーカスすることが大事。自分自身に集中していきたい。試合を支配していくこと、最大限に力を発揮していくことが大事」と口元を引き締めた。

兄の最終調整を支援している弟ロドリゲスは「(フランコは)今までない以上の仕上がりになっている」と言えば、ガルシア・トレーナーは「4階級制覇王者の井岡をリスペクトしている。良いポイントを見つけて勝っていく」と言葉に力を込めた。世界王座を経験する3人の結束感を高めつつ、フランコは「井岡の弱点は言えないが、ベストを尽くす。それをリングで出すだけだ」と充実した表情を浮かべていた。