21日の東京ドーム大会で現役引退する“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)が、引退試合の相手、新日本プロレスの内藤哲也(40)と大阪で邂逅(かいこう)を果たした。

メインイベントの直前に、nWoのテーマ曲が鳴り響く。迷彩柄のジャケットに帽子をかぶった武藤が、自らの足で歩いて登場した。軽快にリングインを果たすと、代名詞「プロレスLOVEポーズ」であいさつ。「俺自身の引退試合まであと9日。正直コンディションはそんなによくない。しかしながら、持てる力すべて出し切る」と、全力を誓った。そして「東京ドームは大阪からちょっと遠いので、PPV(ペイ・パー・ビュー)でもやるからぜひ見て下さい」と宣伝も忘れない。会場は、大きな武藤コールが沸きあがった。

すると、会場に、あの「スターダスト」が流れる。“制御不能なカリスマ”内藤が、サプライズで登場した。「今日武藤選手が来るという情報をキャッチしたので、俺も会場まで来ましたよ」。かつて憧れた武藤の前で、ファン時代を振りかえった内藤。その上で「武藤選手は最高の作品を作るつもりでしょうが、俺にそのつもりは全くない。俺が完勝し、悔しい思いをしてリングから降りてもらう。それが俺をプロレスに熱中させた男への最高の恩返しだと思う」と宣言した。

「次は東京ドームで」。2人は互いのポーズを取り、視線をぶつけあっていた。