昨年12月、全日本ミニマム級新人王に輝いた元キックボクサーの石井武志(23=大橋)が23秒殺でデビュー6連勝を飾った。

49・0キロ契約体重6回戦でジンナワット・リエンピス(19=タイ)と拳を交え、1回0分23秒、TKO勝ちを収めた。左ボディーからの右フックでダウンを奪い、そのままレフェリーストップによるTKO撃破となった。現在、日本同級15位に入る石井は23年初戦を制し、通算戦績を6勝(5KO)無敗とした。

福岡・うきは市出身でキック時代は大和KICKで第2代52・5キロ級王座を獲得した。キックでは自らの適正階級がないため、尊敬する元K-1スーパーバンタム級王者で現東洋太平洋同級王者の武居由樹(大橋)の背中を追って21年からボクシングに転向。石井は「上位の選手を下し、絶対に王者になりたい」と飛躍を誓い、23年初戦に臨んでいた。