身長3メートル、体重500キロのアンドレザ・ジャイアントパンダが東京女子のリングに初登場した。

猫はるなと組み、タッグマッチに出場も中島翔子、ハイパーミサヲ組に敗れた。

入場前から相手タッグに予防線を張られ、さまざまな攻撃を仕掛けられた。動きの鈍い弱点はパワーで解消。巨大クラッカーに少し驚くもすぐに反撃し、左手1本で吹き飛ばした。ロープを巻き付けられ、自転車で突撃され、巨大ライトセーバーでたたきつけられても立ち上がり、頭突き一発で中島を突き飛ばした。「タッグ戦だったので合体技ができなかった」と反省したが、セコンドではリングをたたいて猫を必死に応援。「パンダ~」の声援も飛び交った。最後は猫が3カウントを奪われ、惜しくも敗れたが、試合後は「猫、よく頑張った」とパートナーをたたえた。

中国生まれのジャイアントパンダ。北海道の新根室プロレスに所属。森の中で死にかけたところを拾われ、17年夏からプロレス参戦するようになった。九州まで遠征に行ったり、19年にはDDTの純烈のオーディションをかけたバトルロイヤルでメンバーを勝ち取るなど、各地で存在を印象づけた。

妻と子どもがいる身ながら不倫が発覚するなど、プロレスだけでなく私生活も豪快だ。19年末で新根室プロレスが解散し、現在はフリーで各団体を回る。猫からは「ご家族もいらっしゃるので今度はご一緒に」と誘われた。これからも全国で暴れ回り、リベンジの機会を待つ。