プロボクシング元WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(37=帝拳)が現役引退会見を開くと27日、所属ジムより発表された。

12年ロンドン五輪男子同級金メダルを獲得し、日本初の五輪金メダリストでプロ世界王者となった村田は2月16日、所属ジムの本田明彦会長(75)に正式な引退意向を伝えて了承され、今月中に引退会見に臨む予定となっていた。

2月22日、都内で行われた22年度ボクシング年間表彰式に出席した村田は、22年4月に臨んだ同級最強と言われるゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とのWBAスーパー、IBF世界同級王座統一戦で年間最高試合を受賞。「あの試合が僕の中で最後の試合だと思っているので、評価されたことは感慨深いし、うれしい」と発言した。“最後の試合”という真意を問われ「(引退)発表できていないだけの話。自分の中ではそう思っている」と引退示唆していた。