自称「天才サッカー少年」原優奈(28=真正)が、大逆転TKOでベルトを手にした。

王者坂晃典(31=仲里)に1回、いきなりダウンを食らった。原は「ダメージなんてない。もらってもうたなって感じでした」。ペースを乱すことなく、その後は冷静に試合を運んだ。

ワンツーでペースを握り4回、一気にたたみかけて1分3秒TKO勝利した。

自ら「天才サッカー少年でした」とアピールし、イタリア・セリエAの名門ACミランから注目された存在だったことを明かした。

そのセレクションで相手選手の耳をかむ愚行を犯し、イタリア行きは消滅。海外を放浪した末に、ボクシングで人生設計を描き直した。

試合後に「今日はエープリルフールですけど、これはリアルです」と場内をわかし、「このベルトが終着点ではない。俺は上にいきたい」とほえた。