ボクシングの「3150FIGHT」を主宰する亀田興毅ファウンダー(36)が25日、東京都内で6月10日「SURVIVAL」興行(エディオンアリーナ大阪第2)の対戦カードについて会見した。

「vol.6」のメインはWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級、東洋太平洋同級王者の力石政法(28=緑)が務める。世界前哨戦とされる一戦の相手は未定だったが、WBC同級25位リカルド・ヌニョス(パナマ)との対戦が発表された。

力石は前日24日までフィリピンのセブ島でスパーリング合宿を行った。

「(相手は)強い選手。層の厚い階級で、力石なら世界にいけるという試合を見せたい」。興毅氏も「(力石が)世界をとれるかはまだ未知数。いけるという判断をこの試合でしたい」

世界挑戦に向けた一戦と完全に位置づけた。

興毅氏は今後の興行について「1カ月に1回のペースで」と明言した。「SURVIVAL」に加え、世界戦を織り込んだ本興行を行っていく。

メインは来年1月に開催予定で、そこに力石の世界戦を組み込みたい考えだ。力石は「アジアの王者は飾りでしかない。世界をとりたい。自信しかないです」。興毅氏は「楽しみです」。人生をかけた大一番になるのは間違いない。【実藤健一】