K-1女子フライ級王者KANA(30=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が7月17日、東京・両国国技館で開催されるK-1両国大会でエイミー・パーニー(30=英国)との3度目防衛戦に臨むと25日、発表された。WBCムエタイ・インターナショナル女子フライ級王座やISKA世界女子フライ級王座など計4本のベルトを獲得してきた「4冠王」の挑戦を受ける。

同日、都内のホテルで記者会見に臨んだKANAは「過去に対戦するかも知れないという選手でお互いに存在は知っている。本当に自分のキャリアで過去最高のテクニシャンかなと思います。めちゃくちゃテクニックがある選手。ムエタイスタイルではあるが、K-1ルールでどうスタイルを合わせてくれるかが分析の1つ。このベルトを懸けて試合する価値のある選手」と敬意を表した。

KANAが2度対戦しているヨセフィン・ノットソン(スウェーデン)にも勝利を収めている強敵となる。現在4連勝中で、外国人相手に3連続KO勝利しているKANAだけに「ムエタイのトップで戦っている。蹴りの間合い、タイミングや試合の作り方は技術が1つ抜けている。蹴り合いの中で試合をつくる空間でさえも勝負。ハイレベルな試合になる」と警戒。さらに「世界的にも名前のある、米国に練習に行ってもみんな知っている選手。しっかりパーニー選手をKOして自分の価値も上げたい」と強調した。

一方、パーニーはスコットランド・グラスゴー出身でK-1初参戦となる。ムエタイ、キックボクシングでファイトしてビッグイベントにも継続参戦している。ONEチャンピオンシップにも参戦した経験のある女子フライ級の強豪パーニーは「今回、K-1でタイトル戦が決まってうれしく思う。KANAは間違いなく、世界トップの選手だと思うが、私も世界のトップレベルで戦い、そして勝ってきた。5本目のベルトを取ってスコットランドに持って帰る」とK-1を通じてコメントした。