「宇和島の恥」と呼ばれるHOUSE OF TORTURE(ハウス・オブ・トーチャー、HOT)のSHOが、理不尽な要求だ。

第5試合に出場したSHOはHOTの高橋裕二郎&EVILと組み、CHAOSの矢野通&YOSHI-HASHI&後藤洋央紀と対戦。ただ、試合中に第4試合に出場したUNITED EMPIRE(UE)のグレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレが乱入する形で、試合はノーコンテストとなった。

SHOは代名詞とも言える、凶器の「トーチャーツール」をギュッと握りしめたまま、バックステージに登場。「むかつくよ。クソCHAOSに、これからとどめを刺そうと思っている時によ、クソエンパイアどもよ、邪魔すんじゃねーよ」。かつて自身が所属したCHAOSにも容赦ない反則攻撃を続けていたが、勝利に結びつかず、お怒りの様子だった。

SHOの憤りは収まることはなく、その矛先は違う方向へ向けられた。「どうでもいいが、ハウス・オブ・トーチャーのものになるんだよ。それからよ、今日ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアのチャンピオンが決まるんだろ? 真のチャンピオンは、この俺なんだよ。ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア、覇者として名乗り出るなら、この俺を倒してからにしろ。いつでも胸貸してやるからよ」と既に、Aブロックを4勝5敗で予選敗退しているにもかかわらず、何故か強気だった。

さらには、IWGPジュニアヘビー級王者も挑発した。「あと高橋ヒロム、お前もだよ。ベルト持っているけど、この俺に勝ってからチャンピオン名乗れや」と、れっきとした王者に“難癖”を付けた。2人は今大会の予選で激突。SHOは試合前に、ヒロムの欠場を勝手に発表し、さらには、ヒロムの両腕をテーピングでグルグルに固定するなど、かなりの暴挙に出たが、最後は敗れていた。