K-1女子フライ級王者KANA(30=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が7月17日、東京・両国国技館で開催されるK-1両国大会で臨む予定だったエイミー・パーニー(30=英国)との3度目防衛戦はキャンセルになったと30日、発表された。

25日に発表されたばかりのカードだったが、条件面に合意に至らなかったという。なおKANAの対戦相手については現在、調整中。決定次第、後日発表される見通しだ。

同日、K-1は「K-1からパー二ー選手陣営に試合オファーし、試合出場の意思を確認したうえで、来日に関する手続きを進めており、5月25日の記者会見にて決定カードとして発表しました。しかし、最終的に契約内容についてパー二ー選手陣営と合意に至らず、この試合はキャンセルとなりました。このカードを楽しみにされていた皆さまには深くおわび申し上げます」と経緯を説明し、謝罪した。

パーニーはWBCムエタイ・インターナショナル女子フライ級王座やISKA世界女子フライ級王座など計4本のベルトを獲得してきた「4冠王」。25日のカード発表会見でKANAは「過去に対戦するかも知れないという選手でお互いに存在は知っている。本当に自分のキャリアで過去最高のテクニシャンかなと思います。めちゃくちゃテクニックがある選手。ムエタイスタイルではあるが、K-1ルールでどうスタイルを合わせてくれるかが分析の1つ。このベルトを懸けて試合する価値のある選手」と敬意を表していた。