ボクシング「3150FIGHT」の挑戦的興行、「SURVIVAL」(10日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)の前日計量が9日、大阪市内のKWORLD3ジムで行われた。

2部構成の後半メインをWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級、東洋太平洋同級王者の力石政法(28=緑)が務める。契約134ポンド(約60・7キロ)10回戦で、WBC世界同級25位のリカルド・ヌニェス(29=パナマ)と対戦。計量はともにリミット60・7キロでクリアした。

スーパーフェザー級のリミットは58・9キロ。減量に苦しんできた力石にとって、1・8キロの差がとてつもなく大きい。「今回はリラックスして減量も楽だった。(試合は)ゲームをするような感覚で楽しんでやりたい」と精神面の安定をうかがわせた。

今年1月に東洋太平洋タイトルに続き、アジア王座を統一した。それからの時間は「日常に刺激がほしい」と挑戦してきた。5月3日に初登山で日本一の山、富士山登頂に成功した。その後はフィリピンへスパーリング合宿を敢行。トレーナーなど帯同者をつけない単独合宿で、心と肉体を鍛え上げてきた。

「自分が練習してきたのは攻撃=防御。攻めて攻めていく」。亀田興毅ファウンダー(35)は「今回の試合結果次第だが、力石の世界戦は必ず日本でやります」と明言。来年1月に開催を予定する「3150FIGHT」での実現を目標に交渉を進めていく。

 

◆力石と対戦するヌニェス 力石も最高のコンディションと思うが、私も完全な状態。明日の試合が楽しみだ。

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