昨年10月に死去したアントニオ猪木さんの生誕80周年を記念した「燃える闘魂・アントニオ猪木展」が8月3~15日まで京王百貨店新宿店B1階「on the corner」で開催される。このイベントでは、プロレスラーとしての歴史と記録を振り返る展示をはじめ、限定グッズ販売。“仕掛け人”となる猪木元気工場(IGF)の宇田川強取締役(45)が見どころを解説した。

76年の東京・日本武道館で行われたムハマド・アリ戦で着用された両者のガウンがそろい踏み公開。さらに「IGF事務所や議員事務所などにもずっと置かれていた」(宇田川氏)という年季の入った「闘魂棒」をはじめ、アリから送られた直筆の手紙も展示される。手紙は77年5月のもので宇田川氏は「これは猪木さんがアリの結婚式に招待される時に送られた手紙ですね」と説明。同年夏、アリが女優でモデルのベロニカ・ポルシェさんと結婚式を行う際の“招待状”だったという。長い年月が経過し、インクは薄くなっているものの、文章には再戦への意欲がつづられている。さらに猪木さんが残した言葉、愛用品など約50点が展示される。

生誕80周年を記念したイベントは猪木さんの生前から企画されていた。もともと京王グループとは縁が深い。猪木-アリ戦の記者会見やパーティー、猪木さんの結婚披露宴は京王プラザホテルで行われていた。宇田川氏は「京王さん側に多大なご協力をしていただきました。核はIGFと京王さんのコラボ。現時点で可能な限り、120%のパワーでやりました」と言葉に力を込める。京王電鉄で実際に使用できる「アントニオ猪木生誕80周年記念きっぷ」(会場&京王線新宿駅で販売)も目玉の1つとなる。

宇田川氏は「今回は120%のパワーで猪木展を開催します。その一方で、私はまだやりたいことがあるのです」と力説。IGFが保管している猪木さん愛用品だけでなく、日本全国に残っている猪木さんのグッズを1カ所に集めて展示するという計画だ。同氏は「藤波(辰爾)さんや(アナウンサー)古舘(伊知郎)さんらが保管されている猪木さんグッズもお借りしたり、猪木さんと縁のある品々を次回以降の猪木展で集結させてたいですね」と言葉に力を込める。

現在、IGFには猪木さんの孫寛太氏が海外ネットワーク部門の役員として在籍。そしてアリの孫2人、プロボクサーのニコ・アリ・ウォルシュ、アマチュア格闘家ビアッジョ・アリ・ウォルシュが現役として活動中。宇田川氏は「猪木さんとアリ氏の孫同士の対談が目玉にできるような新たな猪木展をやれればと考えています。『超(スーパー)猪木展』という形が開催できれば。そのような今後の展開も想像しながら、最初となる猪木展をチェックしてもらえるとうれしいです」。未来の猪木展への想像を膨らませながら楽しめる展示となりそうだ。