無敗の格闘家で4月にボクシング白星デビューを飾った那須川天心(25=帝拳)が「8時の男」の使命を担い、初KO勝利を目指す。18日、東京・有明アリーナで臨む2戦目を控え、16日に都内で会見に臨み、対戦するメキシコ・バンタム級王者ルイス・グスマン(27)と初対面。好時間帯となる午後8時ライブ配信、異例のセミファイナル抜てきの責任感を口にした。またWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(31=BMB)、WBO世界スーパーフライ級王者中谷潤人(25=M・T)も会見した。
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那須川には気持ちの高ぶりがある。テレビ時間帯で言えば「ゴールデンタイム」午後8時にライブ配信される2戦目。「自分としてもうれしいし、ボクシングファンとの戦い。そこはある。僕は任された以上、しっかりやるだけ。試合を見て感じてもらいたい」と使命感に燃えた。異例のセミに抜てきされ、寺地、中谷という高い技術を持つ世界王者に挟まれるカード編成。真価が問われる1戦へ向け、こう言った。
「(世界戦は)意識していないですが、僕のことを(格闘技からの)外敵だと思っている人もたくさんいると思うので見せたい。変化を起こせるやつは期待もされるし、試される。今回はガチめの『どう生きるか』。プレッシャーをかけてくるなと思うけれど、やるだけ。対戦相手、お客さん、Amazon(プライムビデオ)で見ている人たちの心を巻き込めるような試合で、最終的に全員を『倒し』にいきたい」
記者会見ではグスマンからボクシング経験値の差を指摘された。ボクシング1勝ながらも格闘家47戦無敗、元世界5階級制覇王者メイウェザー(米国)とのエキシビションまで経験した那須川は「気持ちっしょ、関係ないっしょという感じ」と“一蹴”した。
デビュー戦は判定勝利し、初KOを期待される2戦目。「KOへの意識は強くなります。周りからもそれしか言われない。そこまでいうならやってやるよと。前回の那須川天心を想像していると損をする」。那須川は「8時の男」にふさわしい勇姿をみせる覚悟だ。【藤中栄二】

