無敗の格闘家でボクシンデビュー2連勝を飾った東洋太平洋スーパーバンタム級7位の那須川天心(25=帝拳)が20日、痛めた左拳の精密検査を受け、「左手手根不安定症」と診断された。所属ジムが同日、発表したもので、全治は3~4週間という。3週間は患部を固定するためにギプスを装着するが、予定通り、1カ月後には練習を再開する。

那須川は18日、東京・有明アリーナでメキシコ・バンタム級王者ルイス・グスマン(27)と55・79キロ契約体重8回戦に臨み、2度のダウンを奪って大差の判定勝ちを収めたものの、4回途中に左拳を痛めていた。

19日の一夜明け会見には左手の甲から手首にかけて湿布を貼り、「昨日の状態から悪化している感じや、骨が折れた感じもない。左が使えなくてもできることはある。脳みそを休めて動き出したい」と状態などについて説明していた。

また19日には東洋太平洋王座の最新ランキングが更新され、那須川はスーパーバンタム級8位から7位となっていた。なおグスマン戦の試合結果は反映されていない。