10月1日は「燃える闘魂」アントニオ猪木(本名・猪木寛至)さんが79歳で死去してから一周忌の命日を迎えた。

1日、猪木さんが亡くなった時間の午前7時40分から午後3時まで、猪木さんの墓がある神奈川・横浜市鶴見区の総持寺に多くの関係者、全国のファンが猪木家の墓の前で手を合わせた。マネジメントのIGF(猪木元気工場)によると約8時間で約1000人が墓参、約500人の記帳があったという。約8時間、猪木さんのものまねで知られるアントキの猪木が猪木家の墓の敷地内にある「燃える闘魂 アントニオ猪木之像」の前でファンに銅像のあごに触れるように勧めた。

アントキの猪木は「猪木さんのあごで験担ぎになります。御利益がありますよ」とファンに伝え、一緒に写真撮影に応じた。大阪の通天閣に足の裏を触ることで御利益があるとされる「ビリケンさん」の足の裏のように猪木さん銅像のあごが幸せや元気を呼ぶと独自の理論を口にし「つるつるになって光るぐらいになってほしいですね」と笑顔。猪木さんの弟啓介さんも「ファンの方が笑顔になっていただけるなら」と了承した。

自らも自身のあごと猪木さんの像のあごを同時につかみ、以心伝心できるというアントキの猪木は「猪木さんの脳と脳がつながったような気持ち。みなさんが猪木さんのお墓を墓参し、元気になって帰っていく姿がうれしい」としみじみと話していた。