プロボクシングのミニマム級世界王者コンビとなる重岡兄弟のダブル世界戦(7日、東京・大田区総合体育館)をプロモートする3150FIGHTの亀田興毅ファウンダー(36)が、WBC同級正規王者パンヤ・プラダブシー(32=タイ)のパンチ力をチェックした。

同興行で暫定王者・重岡優大(26=ワタナベ)との団体内王座統一戦を控えたパンヤが2日、都内のジムで公開した練習を視察。自らドラムミットを持ち、強烈な左フック、右アッパーなどを受け「これはパンチが硬いな」と警戒した。

正規王者パンヤは全力ではないものの、ミットに強烈なパンチ音が残るように一発一発打ちこんでおり、亀田氏は「持ってる、持ってるで。強い、強い、さすが世界王者。これでも(実力を)隠している。統一戦が楽しみやな」と手応えを示した。自身が10年に挑戦を受けた元WBC世界フライ級王者ポンサクレックや、弟大毅が09年、10年と2度戦った元WBA世界同級王者デンカオセーン(ともにタイ)らの名前を挙げながら「タイ世界王者のどっしりしている感じがあるね」と認めていた。