MMA(総合格闘技)デビュー戦となった皇治(34)が、サッカー界のレジェンド三浦知良の次男、三浦孝太(21)を宣言通りに「サッカーボールキック」でKOした。
2回、パンチで倒れた三浦の顔面に3度キックを見舞ったところでレフェリーが試合を止めた。試合後は厳しいジョークも飛び出すなど、最後まで皇治の一人舞台。サッカーや「カズ」ファンも公言してきた男が一蹴して強さを示した。
MMA初戦でも、キックボクシングでの50戦以上のキャリアは、だてではなかった。皇治は立ち上がりからパンチを中心に三浦を圧倒。1回終了間際には倒れた相手にパウンドを集めてKO寸前に持っていき、2回も同様の展開で攻め続けた。最後は倒れた三浦の顔に容赦なく右キックを1発、2発、3発と入れ、4発目を蹴ろうとしたところでレフェリーが試合を止めた。
皇治は試合後のマイクで「ちょっとさあ、ステロイド打ったらこんな感じなっちゃうよな。パンチあるわ。(禁止薬物使用で今大会での試合が中止になった)木村ミノルせこいな。こんなん、なんぼでも倒せるわ」と、危ないジョークを飛ばすなど“皇治節”全開。三浦との「モテ男対決」と言われた一戦でもあったが「(モテ男の称号を)持っていって欲しかったけど、しゃあないわ、やっぱりオレやな」と笑顔を見せた。
三浦を「親の七光」と皮肉り、メディアに練習を公開した際には「サッカーボールキック、そっから締めて(ボールを)パンクさせるんすよ」とフィニッシュの形を予告した。絞め技を使うまでもなかったが、予告通りのサッカーボールキックで仕留めた。
そんな派手な言動とは裏腹に、総合格闘家の青木真也とともに一心不乱にMMAへ向けた練習に取り組んできた。皇治は「34歳で、もうおっさんかもしれないですけど、諦めずに挑戦したら、良いことあるんですね」と満足そうに振り返った。【千葉修宏】

