新日本プロレスは23日、先日開催された取締役会において、親会社である株式会社ブシロードより、株式会社ブシロードファイト(24年6月28日に株式会社スターダムに社名変更予定)の全株式を取得することについて決議したと発表した。

これにより同日付でブシロードファイト(スターダム)が新日本プロレスの完全子会社となる。新日本は株式取得の目的として「ブシロードグループのスポーツユニットにおける事業の重複業務を削減し、事業効率の向上を図るため」としている

新日本プロレス棚橋弘至社長のコメントは以下の通り。

「合同興行、IWGP女子王座やSTRONG女子王座の設立など、さまざまな形で協力をしてきた新日本プロレスとスターダムですが、バックオフィスの部分でも連携できることがまだまだたくさんあります。大会日程の調整や会場の確保も連携していくことでビッグマッチの日程をなるべく被らないようにしたり、プロモーション活動やスポンサー営業なども協力していくことで、より幅広い層にアピールすることができます。

連携を強めるために、子会社化して意思決定を迅速にし、経営の効率性を高めていくことが、それぞれのプロレスを日本中そして世界中のより多くの皆様にお届けすることにつながると考えました。

ファンの皆様、今後とも新日本プロレスならびにスターダムを応援のほど、よろしくお願いいたします」

またブシロードファイト岡田太郎社長のコメントは以下の通り。

「19年よりスターダムがブシロードグループの一員となってから、東京ドームでの提供試合、IWGP女子王座やSTRONG女子王座の設立、2022年11月の合同興行など、様々な形で新日本プロレスと協力してまいりました。

そこから4年以上の月日が経ち、昨年末からスターダムの体制改革を断行していく中で、よりバックオフィスでの連携ができるのではないかというところから今回の経営判断、発表に至りました。リング上の協力もさることながら、バックオフィスの部分でも連携することにより、日本のプロレスの素晴らしさをより広く世界中の皆様にお届けできると考えております。もちろん、それぞれのリング上は変わらずに今後も進化を続けてまいります。今後ともスターダム、そして新日本プロレスへのご声援、何卒よろしくお願いいたします」