プロレスリング・ノアは12日、都内のABEMAスタジオで「日本武道館大会直前記者会見&調印式」を開催した。
今大会最後の第11試合「メインイベント2」で行われるGHCヘビー級王座戦に出場する王者・清宮海斗(27)と挑戦者YOICHI(31)も出席。海外遠征から帰国して即、王座挑戦となるYOICHIは日刊スポーツの取材に王座戴冠への意欲などを語った。以下、一問一答。
-海外遠征から帰ってきてすぐの王座挑戦。まずはその海外修行で大変だったことは
「イギリスを中心にいろいろヨーロッパを回らせてもらったんですけど、日本とは違う移動があります。飛行機だったりバスだったり。1番タフだったと思ったのは、ドイツに1カ月くらいいたんですけど、ドイツで試合をして、そのまま陸続きに夜行バスでフランスまで行って。そのフランスのどこで試合をするか、はっきり分かってなくて。パリに着いて、ここで試合かなと思ったら、そこからさらに5時間ぐらい車に乗って、そこでタイトルマッチをやったんです。相手もとんでもない(強豪)選手で30分近いタイトルマッチをやったというのが1番ピークでした」
-海外でタイトル獲得は簡単ではない
「結局、ドイツとフランスのタイトルは取れず。最後、イギリスのプログレスという団体のアメリカ大会でベルトを取ることができて。それは本当に大きな自信になりました。プログレス・アトラス王者というタイトルです」
-今も王者?
「向こうで最後、落としてしまって。防衛を2回やって、最後ドイツの選手に負けてしまったんです」
-日本に戻ってくると決まった時は
「自分は納得するまで戻らないと言って出て行った身なので。僕としてはベルトを持って凱旋(がいせん)したかったんですけど。タイトル獲得っていう1個目標を果たした上で戻るということになったので、そこは自信持って戻ろうと。ただ欲を言うならば、修行の期間はいくらあってもいいと思っていたんで。もっと経験を積んでも良かったと思うんですけど。清宮海斗がベルトを持っている状況を見て、帰ってきて挑戦しようという気持ちでした」
-帰国後、王座戦までの期間が短く、日本のファンにYOICHIを認知させるのも大変だったのでは
「その中でいかにインパクトを残していくかを考えて前哨戦を戦っていました。技もそうですけど、動きとか自分の持ってる空気なんかもファンの方に見てもらいたいと思って。YOICHIの世界に取り込みたいと思って戦っていました」
-海外遠征で稲村愛輝という本名ではなく、YOICHIで戦おうと決めたのは自分のアイデア
「そうです。那須与一から。地元が栃木県大田原市で。そこが出生とされている那須与一の力を借りてというか。ルーツを振り返った時にその英雄の力を借りるのが、海外にいる自分としては力になるかなと。一矢必中(いっしひっちゅう)という言葉があるんですけど、帰ってきて一撃でベルトを取るという意味でもぴったりかなと思います」
-YOICHI選手が海外で修行している間に、清宮選手も強いチャンピオンに成長した
「僕が帰ってきて(清宮と)ゲイブ・キッドの試合を見たんですけど。あの試合は僕が今まで見た清宮海斗の試合の中で、ちょっと色が違うというか。感情が爆発して強い清宮海斗が出た試合だったんで。それを超えたいなと」
-以前の清宮選手は
「チャンピオンとして輝いているという印象はあったんですけど、“強さ”では絶対に負けないという気持ちがあって。当時の僕の立場的にそんなこと言える立場ではないし、実力もなかったんで。ただ1つ強さでは絶対に負けないっていう気持ちがあったんで。その強さを伸ばしていく、プラス、清宮海斗にしかない輝きを超える、自分の輝きを出したいという気持ちです」
-GHCのベルトを取ったらノアをどのように引っ張っていきたいか
「非難するとか嫌いだからというわけじゃなくて、一緒に戦ったり、敵対して思っていたのは、彼(清宮)は自己中心的なところもあるんで。自分がトップに立つことによって、すべて自分を含めて、みんなを巻き込んでノアを上げていきたい。勝った時にはそういうチャンプになりたいと思います」

