「浪速のロッキー」と呼ばれた元プロボクサーで俳優の赤井英和(65)の長男英五郎(30=帝拳)がA級(8回戦以上)を逃した。ミドル級超となる73・25キロ契約体重6回戦で、プロ8戦目となる盛合竜也(23=ワタナベ)と拳を交え、2回1分15秒、TKO負けを喫した。
試合開始から強烈な左フックを軸に攻め込んだ赤井だったが、2回に右ストレートを浴びてダウンを喫した。何とか立ち上がって強気に反撃を開始したものの、右ストレート、左フックをモロに浴びたところでレフェリーストップに追い込まれると悔しそうな表情を浮かべた。
昨年10月、ミドル級6回戦でジャン・ウェンハオ(中国)を6回TKO勝利。23年12月の全日本新人王ミドル級決勝で冨永一希(仲里)に3回TKO負けして以来の再起戦を飾った。勝てばB級(6回戦)からA級昇格となる大事なリングだったが、打ち合いに競り負けてしまった。
試合会場には父英和氏ら家族が応援に駆けつけていた。「赤井の試合は面白いという盛り上がる試合をしたい」と意気込んで向かった25年初戦だったが、試練の1戦となってしまった。
◆赤井英五郎(あかい・えいごろう)1994年(平6)9月22日、東京・世田谷区生まれ。小、中学校とラグビー、米ハワイで過ごした高校時代はアメリカンフットボールをプレー。米ウィディア大に進学し、20歳でボクシングを始める。18年全日本社会人選手権ミドル級優勝。21年9月、1回TKO負けでプロデビュー。23年に東日本ミドル級新人王獲得。趣味は動画編集。好きな選手はロベルト・デュラン、マイク・タイソンら。アマ戦績は8勝(4KO)6敗。身長179センチの右ファイター。

