立ち技打撃格闘技のRISE(ライズ)が初めてABEMA PPVによる視聴チケット販売を行った「RISEエルドラド2025」を両国国技館で開催。第10試合のSuperfight! -52キロ契約3分3回延長1回で、プロボクサー那須川天心の弟でRISEフライ級(-51.5キロ)王者の那須川龍心(18=TEPPEN GYM)が会心のKO勝利でをマークした。
元ラジャダムナンスタジアム認定2階級制覇王者クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー(31=タイ)から2回に3度ダウンを奪ってKO勝ち。天心も判定勝ちしかできなかった強豪を倒して“兄超え”を果たした。
前日の計量時に、プロレスラー蝶野正洋がゲストで来場することを聞かされていた龍心は「ビンタはしないでほしいです」と笑って話していたが、ビンタどころか蝶野が「すごいですね」を連発するほど感心する試合内容。1回から打ち合いに応じると、2回にまず右フックでダウンを奪取。さらにコーナーに押し込んで左右のパンチを振り、左フックで2度目のダウンを奪った。その後、クマンドーイが死力を振り絞って反撃に転じるような場面もあったが、それでも龍心は正面から打ち合い、最後は左フック3連発でねじ伏せて勝利を引き寄せた。
試合後のマイクで歓喜の涙を流した龍心は「やーばい! 最高すぎる、マジで! みんなにめちゃくちゃ負けるって言われて。それでも俺は絶対に勝とうと思って。マジで見返してやりたくて。これで本当に俺のことをなめるヤツは本当にいない…とは思うんですけど」と長い前置きをしてから、対戦を希望する選手の名前を挙げた。
「クマンドーイ選手、前回54キロの世界トーナメントで準優勝で。俺、唯一やりたいと思ってる選手が1人いるんですよ。54キロトーナメントで優勝した田丸選手。僕が小さい頃から一緒に練習をしてて、いつか超えたいと思ってて。けど俺がプロになった時には天と地の差で。けどクマンドーイ選手を倒したことによって、やる価値あるんじゃないですかね」。5月4日の「RIZIN男祭り」(東京ドーム)でMMAデビューするRISE2階級制覇王者で2023年MVPの田丸辰の名前を挙げた。
龍心は「キックの選手がMMAに行ったり、自分の昔からやってきた競技にプライドがない選手が多いと思うんですよ。けど俺はこのキックボクシングという競技にプライドを持って、これからもRISEを盛り上げていくんで、みなさん、応援よろしくお願いします。RISE最高! ウォー」と歓喜の雄たけびを上げた。【千葉修宏】
〈RISEエルドラド2025途中経過〉
▼オープニングファイト<1>フェザー級(-57.5キロ)3分3R
○羅粋(TARGET) (KO・1R2分42秒※左フック) ×志水薫(マスタージム)
▼オープニングファイト<2>ウエルター級(-67.5キロ)3分3R
○琉樺(LA GYM JAPAN) (KO・1R1分48秒※顔面への左ヒザ) ×純樹(KSR GYM)
▼オープニングファイト<3>フライ級(-51.5キロ)3分3R
○伊藤琉之助(EX ARES) (判定3-0※30-28×3) ×水野夢斗(TEAM TEPPEN)
▼第1試合 RISEワールドシリーズ2025-61.5キロトーナメント・リザーブマッチ3分3R延長1R
○GUMP(TEAM TEPPEN) (判定2-0※30-29、29-29、29-28) ×細越竜之介(team AKATSUKI)
▼第2試合 OFGマッチ-65キロ契約3分3R
○YURA(ダイアタイガージム) (KO・1R1分53秒※左ジャブダウン1→左フックダウン2→KO) ×山口裕人(道化倶楽部)
▼第3試合 SuperFight!ウエルター級(-67.5キロ)3分3R延長1R
○宇佐美秀メイソン(team VASILEUS) (KO・2回1分41秒※左ストレート、ダウン1→顔面への左ひざ、ダウン2→KO) ×ジェラルド・ヴィーラーデ(フィリピン)
▼第4試合 スーパーフライ級(-53キロ)3分3回延長1回
○大崎一貴(OISHI GYM) (KO・1回48秒※左ボディーフック) ×アレスター・タグレ(フィリピン)
▼第5試合 RISEワールドシリーズ2025-61.5キロトーナメント<1>3分3回延長1回
○エン・ペンジェー(中国) (判定3-0※30-28×3) ×レダ・ベラーセン(モロッコ)
▼第6試合 同<2>3分3回延長1回
○常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA) (KO・3回2分55秒※2回ボディーストレート、ダウン有り、3回左ボディーフック、腹部への前蹴りでダウン有り→KO) ×シャクリヨール・ユラエフ(ウズベキスタン)
▼第7試合 同<3>3分3回延長1回
○笠原友希(シーザージム) (KO・2回2分49秒※左ストレート) ×パヌワット・TGT(タイ)
▼第8試合 同<4>3分3回延長1回
○中村寛(BK GYM) (判定3-0※29-28、30-27、29-28) ×チャンヒョン・リー(韓国)
▼第9試合 Superfight!バンタム級(-55キロ)3分3回延長1回
志朗(BeWELLキックボクシングジム) (判定3-0※30-28、30-27×2) ×ユン・ドクジェ(韓国)
▼第10試合 Superfight!-52キロ契約3分3R延長1R
○那須川龍心(TEAM TEPPEN) (KO・2回2分38秒) ×クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー(タイ)

