新日本プロレスの棚橋弘至社長(48)が、新入団する21年東京オリンピック(五輪)柔道男子100キロ級金メダリストの大きな期待を寄せた。23日、都内のホテルで入団発表会見に同席。国内初となる五輪金メダリストのプロレス転向となるため、棚橋は「入団したからには業界を担う選手になっていただけると期待しています」と言葉に力を込めた。

デビュー戦が自身の引退試合がセッティングされている26年1月4日、東京ドーム大会となる。自身のラストマッチ、金メダリストのデビュー戦が重なるという「運命」を感じている棚橋は「これからしっかりとプロレス練習を積んでもらった上で、日本でもっとも注目度が高く、私が引退する大会でもあります、1月4日東京ドーム大会でデビューしてもらおうと思っております。ぜひご期待ください」と宣言。さらにテレビ朝日系で大会当日に異例の全国ネットで放送されることも明らかにし「ウルフ選手のデビュー戦、そしてせんえつながらわたしの引退マッチでフルハウスにしたいと思います。ご注目ください」と結んだ。

6月から都内の新日本プロレス道場でウルフのトレーニング状況を1度チェックしたという。棚橋は「マットと畳の違いというか。マット運動だったり、受け身だったり(を見た)。前方回転受け身は金メダリストなのでものすごく素晴らしい。プロレス特有の後ろ受け身は取れているが、これからまだまだ伸びるというところですね」と大きなのびしろを期待していた。

報道陣からの質問を受ける形で、ウルフから引退マッチの相手として名乗りを上げる展開となったが、棚橋は「おお、え~、これは興行的なことですけど、別にした方が面白いかなというだけですね。これから道場で練習する機会もあると思うので、ノーピープルでやりたいと思います。僕も含めてファンの方もウルフアロンと棚橋弘至が戦ったらどんな試合になったのかな、で良いのでないかと」と苦笑した。

もちろん通常の練習生とは違い、選手寮には入らずに自宅から通うスタイルとなるという。またデビュー前から試合会場にも極力、足を運んでもらうことを希望した棚橋は「新日本の道場を中心に練習していただきながら、試合会場にも少しずつ帯同してもらい、興行全体の流れだったり(を見てもらう)。絶対にプロレスの試合を見てもらうことも勉強になるので、そういう形にします」と育成方針を口にした。

プロレス転向の五輪金ウルフ・アロン「棚橋選手といつか戦いたい気持ち」1・4東京Dで対戦!?