地元福岡生まれの朝久兄弟が2人そろって勝利を飾った。まず第13試合のスーパーライト級(-65キロ、3分3回延長1回)で弟の泰央(27=朝久道場)が、ダニラ・クワチ(23=ベラルーシ)に判定2-0(30-29×2、29-29)で勝利した。
続いて第14試合のライト級(-62.5キロ、3分3回延長1回)で兄裕貴(29=朝久道場)がブライアン・ラング(30=フランス)を1回2分58秒KOで沈めた。強烈なレバーへの左ボディーブローで最初のダウンを奪うと、コーナーに詰めて連打で仕留めた。
裕貴はその後のマイクで「僕は泰央の試合が決まってからスパーリング中に泰央のあばらの骨を折ってしまいました。その時に治るか治らないかということだったですけど、弟が僕と一緒に勝ちたいということで大会に出ることを決めました。弟が決めてくれました。昨日、計量クリアして確認しても全然ケガは治ってなくて。弟は本来の力の3割も出せていないと思います。弟を褒めてあげてください」と試合前のスパーリングで泰央の肋骨(ろっこつ)を折ってしまっていたことを告白。そして弟への拍手を求めた。
これを聞いた泰央は号泣。裕貴は続けて「今後の展望なんですけど、K-1のライト級、現在空位なんですけど僕が世界で一番強いです。なぜそれが言えるかというと、僕はもともと海外で戦ってきていて世界を知っています。その世界を知った上で僕が一番強いと自覚しています。なのでライト級トーナメントやるとき、必ず僕を入れてください。全試合1ラウンドでKOします。必ず歴代最強のチャンピオンになるので応援よろしくお願いします」と力強く誓った。
その後、泰央にもマイクが渡され「K-1やっぱりいろいろあるけど、K-1には俺たちがいるし、今日福岡大会で戦った全選手、熱い魂を持った選手がいっぱいいます。K-1は沈みかけた船って俺はよく言うけど、まだ終わっちゃいないし、始まってすらないと思います。これから俺たち、そしてK-1ファイターみんなで世界最強のK-1にしていくんで、応援お願いします」とあらためて意気込みを示した。

