アマ13冠でプロボクシングWBA世界スーパーフェザー級3位の堤駿斗(26=志成)が19日、成田着の航空便で帰国した。16日(日本時間17日)、サウジアラビア・リヤドで16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)代表カイス・アシュファク(32=英国)を3回TKO撃破。日本人初の「サウジマッチ」に完勝していた。当初は18日に帰国予定もフライト欠航で1日遅れの帰国となった。
アシュファク戦は2、3回に2度のダウンを奪い、最後は連打でレフェリーストップに仕留めた堤は「2回目のダウンで(相手の)気持ちが折れかけていたのでチャンスだと思った。8オンスグローブで今の自分もパンチの使い方、どのぐらいのパンチでどれぐらい効くとかわかっていて、カウンターのタイミングも相手の8オンスグローブのパンチに臆することなく、打てるようになった。そういった部分では成長できている。トップレベルの選手にどれだけ当てることができるのかが、目標になってくる」と5戦連続KO勝利を振り返った。
プロ転向初の海外マッチがサウジアラビアの舞台となり「プロセスを含めて日本の試合とは違ったプロモーションも楽しめた。楽しい経験がたくさんできて自分にとって濃い内容の遠征になった」と満足顔。現地調整も宿泊ホテルも豪華で、ボクシングジムも用意されており、体重管理も問題なかったという。現地ホテルの日本人シェフにうなぎ料理を用意してもらい、試合前の「勝負食」も大きな収穫だったとした。
年末の世界初挑戦を見据えており、12月27日に同じくサウジアラビア・リヤドで計画される興行か、大みそか計画の所属ジム主催興行で組まれる可能性がある。堤は「1度サウジで試合できたことは良かった。この経験は絶対に生きてくると思う。世界戦ができるなら(国内外)どちらでも。日本でやれるのがベストですけど、それよりも世界挑戦をやれるほうを選びたい。準備だけは、そのつもりである程度、想定して練習していきたい」と決意を新たにしていた。

