プロボクシング東洋太平洋ミニマム級王者石井武志(25=大橋)が世界挑戦経験者との2度目防衛戦に臨む。9日、東京・後楽園ホールで開催される所属ジム興行フェニックスバトル142大会で同級8位ジェイク・アンパロ(28=フィリピン)の挑戦を受ける。8日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミットより500グラム少ない47・1キロでパスしたアンパロに対し、石井はリミット(47・6キロ)でクリアした。
24年3月、当時のIBF世界同級王者重岡銀次朗にも挑戦した経験のある元世界ランカーを挑戦者に迎え「やはり倒して勝つことがアピールになると思う。内容も求められていると思う」と強い決意を示した。現在、WBA4位を筆頭に世界主要4団体で世界ランク入りしており「ちょっとずつ意識している。今回も負けられない試合になると思う」と気合を入れ直した。
先日、横浜市の所属ジムにWBC世界同級王者メルビン・ジェルサレム(31=フィリピン)が出げいこ。自らスパーリングすることはなかったものの、ジムワークや実戦練習を間近にチェックする機会があった。石井は「これが世界王者なんだと感じたし、早く手を合わせたいなとも思った。(ジェルサレムが)少し自分のことを意識してくれたみたいでちょっと刺激になりました」と触発されたようだ。
また14日には名古屋・IGアリーナでWBA世界同級正規王座決定戦となる同級1位高田勇仁(27=ライオンズ)-同級2位松本流星(27=帝拳)戦も視察する予定。石井は「楽しみにしています。今は考えないようにしていますが」と2度目防衛成功だけに集中した。
キックボクシング出身の石井は、元K-1スーパーバンタム級王者で現WBO世界バンタム級王者武居由樹(29=大橋)が“兄貴分”となる。フィジカルトレをはじめ、ジムワークも一緒に取り組むことが多い。武居も14日にIGアリーナで同級1位クリスチャン・メディナ(25=メキシコ)との3度目防衛戦を控えているだけに、石井は「勝ってつなげられれば」と気持ちを高揚させていた。

