元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者・輪島功一氏(82)の孫・磯谷広太(18=輪島功一スポーツ)が東日本新人王スーパーライト級決勝進出を果たした。松村直樹(19=Reason押上)との準決勝4回戦に臨み、3-0(39-37×3)の判定勝利を収めた。

長身サウスポーの磯谷は1回に距離を保ちながら左ストレートで主導権を握ったが、2回には松村の左フックやカウンター攻撃や変則的な動きに手を焼き、競り合いの展開となった。最終4回も相手の手数に対応しきれず、判定勝利も納得いかない様子。磯谷は「自己採点? 0点ですね。(2回以降)ちょっと疲れました。相手の動きが遅くて距離も取りずらく、自分のボクシングが全然できなかった」と厳しい表情を浮かべた。

決勝は11月3日、東京・後楽園ホールで開催される。磯谷は落合昭斗(26=一力)との拳をまじえる。「このままでは…。決勝はうまい相手なので、自分のボクシングを組み立てないと勝てない相手だと思う。自分のスキルを上げて決勝に臨みたい」と気持ちを引き締めた。父和広トレーナー(48)も「良くないです。あれだけ相手が崩れているのにパンチを狙えていない。明確にポイントを取られている。決勝はアマ経験があるし、駆け引き勝負になる。このままでは厳しいのでしっかりと考えないといけない」と警戒していた。

磯谷は父和広氏、兄と同じようにサッカーのGKとして活動していたが、中学2年の終わり頃、兄のパンチをミットで受けたことがきっかけでボクシングを開始。兄はアマ経験はないものの、磯谷は駿台学園高に進学してアマで活動。高校2年時に関東大会で優勝するなど総体に2度出場し、着実に実績を積んでいた。【藤中栄二】