プロボクシング元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(37=角海老宝石)が再起と世界ランキング奪取を懸けて約5カ月ぶりのリングに立つ。
10月1日、東京・後楽園ホールで開催されるTreasureBoxing10大会のメインに登場。WBC世界同級14位タッタナー・ルワンポン(28=タイ)との同級8回戦を控える。30日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、300グラム少ない55・0キロでパスしたルワンポンに対し、小国は100グラム少ない55・2キロでクリアした。
今年5月、WBOアジア・パシフィック同級王者村田昴(28=帝拳)に6回TKO負けを喫して以来の再起戦となる。減量も順調で「コンディションは過去一ですね。めっちゃ気合が入っている」と強調。ルワンポンはチャノイ・ウォウトのリングネームで昨年7月、当時のIBF、WBO1位サム・グッドマン(オーストラリア)とも対戦している実力者だ。
勝てば再起とともに、世界ランキング復帰も果たせる。小国は「最後のチャンスをいただいたと思っている。格好とか形とか関係なく勝てればいい。自分の昔みたいなボクシングをすれば負ける相手ではない」と口元を引き締めた。
23年10月に元世界3階級制覇王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)、24年10月に世界ランカーのフィリップス・ンギーチュンバ(ナミビア)、今年4月のジョジョン・エストラーダ(フィリピン)戦の1回TKO勝ちを挟んで前回の村田戦と世界ランカーとの対戦が多かった。小国は「打ち合うボクシングが続いていた。今回は相手がくると思うので、打ち合いを避けながら、勝負するところは勝負したい。足を使った本来のボクシングがしたい。今回は阿部(弘幸)トレーナーにも徹底的にやれと言われているので」と理想の展開をイメージした。
今年5月に37歳を迎えた。長谷川穂積の持つ男子の国内最年長となる世界奪取記録(35歳9カ月)を狙える立場にいる。世界ではテレンス・クロフォード(米国)が37歳だった今年9月13日、史上初の3階級での4団体王座統一に成功。元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)が今年7月、46歳でWBC世界ウエルター級王者マリオ・バリオス(米国)に挑んで引き分けた。小国は「刺激ですね。勝てたら、その先も見える。自分のボクシングを貫きたい」との決意を口にした。

