元世界2階級制覇王者・京口紘人氏(31)がメインイベント前に引退セレモニーに臨んだ。ワタナベジムの同期となる元WBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(31=ワタナベ)との2回(2分)の引退メモリアル公開スパーリングを実施。谷口をはじめ、亜希夫人、所属ジムの渡辺均会長や関係者らとともにリングで打ち鳴らされた引退10カウントゴングを聞いた。
笑顔でマイクを握った京口は「最後の姿を見届けていただき、ありがとうございました。空手をやってボクシングだったけれど、空手は才能なくて、ボクシングをやって大人になって夢である世界王者になれた。応援していただいているファンの方々のおかげだと思っている。そして丈夫な体でリングを終え、丈夫な体に産んでくれた両親にも感謝している。妻のあきちゃんと一緒に困難を乗り越えていけたらと思う。本当に最高のボクシング人生でした」とあいさつした。
現役引退後、ボクシング中継の解説をはじめ、芸能活動や後輩ボクサーの試合セコンドに入るなど、ボクシング界に携わっている。興行主となる元WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪氏にも感謝の言葉を口にし「解説(の仕事)もよろしくお願いします」と笑顔で頭を下げた。
大阪・和泉市出身の京口は16年4月、2回KO勝ちでプロデビュー。17年2月に東洋太平洋ミニマム級王座獲得し、同7月、IBF世界同級王座を奪取した。18年12月にはWBA世界ライトフライ級スーパー王座を獲得し世界2階級制覇を成し遂げた。22年11月、寺地拳四朗(BMB)とのWBAスーパー、WBC世界同級王座統一戦に臨み、7回TKO負け。3階級制覇を目指し、フライ級に転向。今年3月にWBO世界同級王者アンソニー・オラスクアガ(米国/帝拳)に挑戦したものの、判定負けを喫していた。【藤中栄二】

