プロボクシングWBA世界バンタム級王者堤聖也(29=角海老宝石)が18日、東京・豊島区の所属ジムで会見した。

17日、東京・両国国技館で同級暫定王者ノニト・ドネア(43=フィリピン)と団体内王座統一戦で判定勝利し、王座統一&2度目防衛に成功。一夜明けた同日、約4時間にわたって病院で試合中に骨折した鼻骨の整形&縫合手術を受けた後、指導を担当する石原雄太トレーナーとともに会見した。

ドネア戦前には、26年5月に計画される4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)-WBA、WBC、WBO世界同級1位中谷潤人(27=M・T)戦をメインとする東京ドーム大会への参戦にも意欲を示していた。今回、完治時期を医師から伝えられていない鼻骨骨折を負った堤だが「5月ですもんね、5月なら行けるでしょと思う」と強調。大みそかにWBA世界同級挑戦者決定戦に出場する井岡の同級転向初戦も「大みそかは(行く)予定ではある。試合後の予定をまったく入れていなかったので、これからだけど、見たいなと思っている」と意欲を示した。

現在、WBA世界同級は正規王者から休養王者となったアントニオ・バルガス(米国)がいる。今後は休養王者との統一戦も行う必要があるものの、現時点で1番戦いたい相手を問われた堤はキッパリ。「(バルガスは)やらなきゃいけない試合。やらないといけないし、そこはモチベーションをつくる。次やりたい相手? 井岡さんです。やりたいだとそうです。ワクワク度合いが違う」と言い切った。

今月24日に30歳を迎える。区切りイヤーを世界王者を迎える堤は「20代最後の試合だった。30歳の誕生日、世界王者でなかったら辛かったろうな」と感慨深げ。25年を振り返り「世界王者として過ごした1年。取り巻く環境が変わって、変化があった1年。負けたら失うし、世界王者の環境が当たり前ではない。それを常に考えていた1年。負けたら終わるし、いろいろ考えた1年だった」と緊張感を保てた期間だったとしていた。