女子総合格闘技「ジュエルス」が初タイトルとなるライト級王座を新設する。選手層が最も充実している52キロ以下の8選手を集めたトーナメントの開催を25日、記者会見で発表した。1回戦を7月31日に新宿FACEで、準決勝、決勝戦を12月17日にジュエルス初進出となる後楽園ホールで行う。出場が決定しているのは石岡沙織(22=空手道禅道会小金井道場)長野美香(26=S-KEEP/CORE)ハム・ソヒ(23=韓国)の3人。その他の選手について尾薗勇一代表は「強い選手が揃っていて決めかねている」と嬉しい悲鳴をあげた。

 旗揚げからジュエルスを引っ張ってきたエースの石岡は「必ず初代王者になる」と優勝を宣言。長野は23日の大会でセリーナ(ノルウェー)との査定試合で敗れたが「本人がどうしても出たいということで、今までの実績、貢献度を考慮した」(尾薗代表)と出場が決定。「同じ悔しさを味わいたくない。出るからには優勝を狙う」と話した。佐伯繁スーパーバイザーは「この間の大会(23日)で長野さんはダメ、石岡さんもダメ、みんな微妙な感じだった。このメンバーが引っ張っていかないとジュエルスは機能していかない。求められるものが大きくて厳しいけど頑張ってほしい」と期待をよせた。また、海外での試合が決まっているため出場できない藤井恵(36=AACC)については「女子でトップの選手。タイミングがあえば優勝者と戦わせたい」と構想を明かした。