19日に全日本の東京・後楽園大会で、大森隆男(41)と“ワイルド”の称号を賭けて戦う征矢学(26)が7日、山ごもり先で「ワイルド10カ条」を発表した。先月30日に大森が「ワイルド5カ条」を発表したのに対抗した形だ。

 11日に東京・後楽園で開幕するシリーズに備えて山ごもり特訓を続ける征矢の、この日の山ごもり先は、全日本の道場から車で10分ほどの神社の裏山。征矢は「野生なくして、ワイルドなし」と宣言して、巻物にしたためた「ワイルド10カ条」を披露した。

 <1>恥をかけ、何事も恐れるな<2>汗は男の涙、涙を流せ<3>一年中、半袖半パンですごせ<4>いい女を見かけたら、必ず声をかける<5>釣り銭は受け取るな<6>けがは自分でなめて治せ<7>肉か魚か聞かれたら、迷わず肉にしろ<8>うどんは噛むな、飲み込め<9>自分に厳しく、アニマルに優しく<10>言葉はいらない、背中で語れ。

 以上を読み上げて、取材陣から「<3>で半パンですごせと言いながら、長いズボンをはいている」とツッコまれると「関係ねえだろ。それがワイルド」と開き直り。さらに「<10>の『言葉はいらない、背中で語れ』は大森選手と同じ」と指摘されると「あいつが、おれをパクった」と責任転嫁。「あとは、おれがワイルドに勝つだけだ」と、胸を張った。