<スターダム:Goddesses

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 Stars2011>◇11日◇東京・新木場1st

 RING

 世IV虎(18)が今年デビューした6選手によるワンデートーナメントを制し、初代新人王となった。元ヤンキーの世IV虎は金髪に全身金色のコスチュームというインパクトある出で立ちと、新人らしからぬ度胸の据わったヒールファイトで人気。同期に比べて他団体への参戦も多く、1年目からプロレス界で注目の選手となった。しかし、団体旗揚げ戦(1月23日)メーンでライバル美闘陽子(24)に敗れたのをはじめ、初の後楽園ホール大会(7月24日)で愛川ゆず季(28)と争ったワンダー・オブ・スターダム王座戦、団体対抗Flashトーナメント(10月27日、仙台女子・後楽園ホール)決勝戦、初代タッグ王座決定リーグ優勝決定戦(11月27日)と、大舞台での敗戦が続いていた。この日は2回戦から登場し、岩谷麻優(18)を世IVコブラ(変形コブラツイスト)で下すと、決勝戦では優勝候補の美闘を下して上がってきた星輝ありさ(16)と対戦。シュートボクシング仕込みの蹴りに追い込まれながらも、最後は「上からヨシコ(リバーススプラッシュ)」で下して優勝。デビューから約1年でついにタイトルを手にした。「ようやく報われた」と優勝を喜んだ世IV虎は高橋奈苗の持つワールド・オブ・スターダム王座への挑戦を、さらに旗揚げ1周年記念大会で美闘との対戦を要求。「1年前の借りを返す」とライバルへのリベンジを誓った。