林芳正文部科学相は26日の閣議後の記者会見で、春日野部屋の傷害事件を日本相撲協会が公表していなかった問題を受け、協会による角界の暴力行為の実態調査が必要との認識を示した。

 またスポーツ庁は、林文科相が初場所千秋楽の28日に相撲協会の八角理事長と東京・両国国技館で面談することを明らかにした。幕内優勝力士への内閣総理大臣杯の代理授与が目的で訪れ、傷害事件などの不祥事に絡み、再発防止を要請する見通し。

 元横綱日馬富士関の暴行問題で協会危機管理委員会が昨年12月にまとめた報告書では、再発防止に向け「すべての力士等を対象としたアンケートの実施を検討すべきである」と提言している。文科相は、これに基づき「文科省としても(調査が)適切に行われるよう、協会の対応を注視してまいりたい」と述べた。スポーツ庁によると、日程の都合で内閣総理大臣杯の代理授与に林文科相が決定した。授与者と理事長との面談はいつも行われているという。