日本相撲協会は28日、東京都墨田区の両国国技館で、土俵と女性に関わる協議を目的とした臨時理事会を開き、「女人禁制」についての議論が再燃する中、八角理事長(元横綱北勝海)らが意見交換した。出席者によると結論は出なかった。理事会は約1時間で終了した。
尾車事業部長(元大関琴風)は「何百年と続いてきたものを、今日の1時間では変えられない」と話し、今後も協議を継続する意向を示した。高野利雄理事(元名古屋高検検事長)も「いろいろと難しい問題だから、時間をかけていかないといけない」と述べた。
6日の大相撲春巡業では開催地、兵庫県宝塚市の中川智子市長が土俵上でのあいさつを希望したが、協会は女性が土俵に上がれないとする伝統の観点から断った。19日には中川市長がしきたりを見直す議論を開始することなどを求め、要望書を協会に提出した。4日の京都府舞鶴市での春巡業では市長が倒れた際、救命処置をした女性に土俵から下りるよう促す場内放送が問題となった。

