日本相撲協会の理事の選任や解任などの権限を持つ評議員会が12日、東京・両国国技館で行われ、元NHK会長の海老沢勝二氏が互選により新議長に就任した。

 これまで横綱審議委員会の委員長や相撲協会外部理事などを歴任。土俵上の女人禁制問題や暴力問題について「国民の意見を真摯(しんし)に聞いて判断する」「厳しい指導と暴力の線引きをはっきりさせる」などと話した。4年間の任期満了に伴い議長を退いた池坊保子氏は「4年間頑張った。これからは一評議員として意見を自由に言いたい」と、明るい表情で話した。