玉鷲が新大関から白星を奪った。立ち合いから突っ張りの応酬で、最後は栃ノ心の左腕をとらえ小手投げ。「突っ張ったら滑ったので、逆に突っ張らずに手を伸ばして下から押した」。

 審判を務めた師匠の片男波親方(元関脇玉春日)が土俵下から見守り「倍の力が出た」と玉鷲。14本の懸賞を手に取り「袋の中にしっかり入ってましたね」と笑顔で勝利の重みをかみしめた。