千代大龍が日体大の2年先輩、妙義龍との1敗対決を制した。「こんなの久しぶり」という7日目を終えて6勝1敗は、12年九州場所以来の快ペースだ。

 横綱、大関計4人の休場で賜杯争いは大混戦だが、自分の可能性を「絶対ない!」と声を大にして否定。「もし優勝したら『千代大龍が…』と、全力士が希望を持てます」と笑う。「優勝は大関か、御嶽海。僕はそのうち1人に砂をつける邪魔者になりたい」と、とことん控えめだった。